Fundación Joaquín Díaz

Internacional



ホアキン・ディアス研究所は、バジャドリッド県議会と民俗学者ホアキン・ディアス氏との間で1985年に締結された協定により、バジャドリッド県議会がウルエーニャに所有する18世紀の建物を改装し、ホアキン・ディアス氏から寄贈されたコレクション(折り本、版画、楽器)を展示して1991年3月にオープンしました。研究コレクションは研究者や専門家に、博物館の展示物は一般に公開されています。

図書館と音声アーカイブ
図書館は、口頭伝承(歌集、ロマンセ詩集、おとぎ話、伝説、格言、諺、謎々、早口言葉、大衆文学)などの専門書を25.000冊以上所蔵する他、職業、銅版彫刻術、衣服、大衆演劇、踊り、遊び、民俗誌、物語などの関連書物も備えています。

音声アーカイブとビデオ館は、主にバジャドリッドやカステーリャ・イ・レオン地方で録音された25.000点以上の記録テープに加え、約1.500枚に及ぶ世界中の民間伝承歌のレコードを所有しています。

楽器館
ここでは、弦楽器職人の作品や、収集家から寄贈された1.200点に及ぶ伝統的なカステーリャ・イ・レオン地方の広範囲にわたる4タイプの楽器(気鳴楽器、体鳴楽器、弦楽器、膜鳴楽器)のコレクションを所蔵しています。また、ルイス・デルガド-ヘマ・リソ コレクション(蓄音機や蝋管式蓄音機)が60点以上飾られた部屋もあります。

折り本(Pliegos de Cordel)
図書館が所有する7.000点の折り本の中から、冒険、犯罪、宗教と迷信、センセーショナルな出来事として、19世紀から20世紀にかけて最も取り上げられた歌、ロマンセと、その文献約200点がテーマごとに額に飾られています。折り本は、国中の印刷業者(エル・アバニコ、ウニベルサル、ロダス、サンタレン等)によって印刷され、目が不自由な歌い手や行商人によって語り伝えられました。

衣装版画
当館が過去3世紀にわたって収集した、スペイン、フランス、イギリス、ドイツそしてイタリアなどで印刷出版された旅行記や画像コレクション、また美術関書から抜粋したカステーリャ・イ・レオン地方9県で使用された普段着や、祝日用衣服で身をまとった男女の挿絵約2000枚の中から選出した100点以上の作品が鑑賞できます。